2019年3月7日木曜日

アニメーションPNGの中身(第4回 チャンクの一覧表示)

こんにちは、きまぐれソフトです。

前回、実ファイルの中身を直接見てみましたが、チャンクが並んでいるのは分かるもののファイルダンプからチャンクの区切りを探すのは容易では有りません。今回はチャンクを一覧表示してみます。

ツールとしてAPNGChecker!を使用します。バージョン2であればチャンクの一覧表示ができます。

先ずはAPNGChecker!でアニメーションPNGの内容を表示させます。
次にPNGのプレビューを2回ダブルクリックします。2回です。
すると「制御データのみ表示」のチェックボックスが表示されるので、チェックを外します。

これでチャンクが一覧表示されます。きっとたくさんのチャンクが入っていて画面外にはみ出している事でしょう。

右にAPNGChecker!の表示例を掲載して有ります。チャンクが多いので、fcTLとfdATを繰り返す部分を省略して有ります。

表示されているチャンクは以下の通りです。APNGファイルによっては違うチャンクが有ったり一部チャンクが無かったりします。

IHDR 画像サイズ、カラーモード他
pHYs 物理的なサイズ
tEXt コメント
acTL 繰り返し回数、コマ数
IDAT 画像データ(今回はまだfcTLが出てないので再生には使いません)
fcTL 次のコマを何秒間、どの位置に表示するか
fdAT 次に表示する画像データ



tEXt コメント(どの位置に何個配置しても良い)
IEND PNGデータの終端。繰り返し再生する場合は最初に戻って再生します。

APNGChecker!の通常表示では上記のfcTLチャンクを拾ってきてフレームレートとフレーム数を表示しています。

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