2019年2月28日木曜日

スクリーンセーバーマネージャー


こんにちは、きまぐれソフトです。

スクリーンセーバーマネージャーの紹介です。
スクリーンセーバーマネージャーの設定画面
昔のホームページで公開していましたが、利用していたジオシティーズの閉鎖に伴い公開場所をVectorに移動しました。

みなさん離席時のPCってどうしてますか?
毎回スクリーンロックしてます? タイマーでスクリーンロックしてます? それとも作業画面が表示されたままにしてますか?
大手取引先との契約の中にセキュリティ対策が盛り込まれている事も珍しくないので離席時はスクリーンロックが強制されている職場が多い様です。
多くの場合スクリーンセーバーをタイマー起動してパスワードロックが掛かる様にルールが決められている様ですが、タイマーが短いと作業に支障が出るし長いとセキュリティリスクが高まります。

そこでスクリーンセーバーマネージャーの出番です。マウスカーソルを画面のすみっこに移動するだけでスクリーンセーバーが起動できます。

スクリーンセーバーマネージャーのダウンロードページ(https://www.vector.co.jp/soft/win95/amuse/se519336.html)


画面表示が無くて作業の邪魔にもなりませんので、一度お試しください。

〜〜〜使い方
◯インストール
配布ファイルを解凍するとscrsvmng.exeが作成されます。任意のフォルダに移動して利用できます。

◯設定の確認、変更
プログラムを起動しているとタスクトレイにアイコンが表示されます。アイコンをクリックすると設定画面が表示されます。

◯アンインストール
scrsvmng.exe他、配布ファイルに入っていたファイルを削除してください。

スクリーンセーバーマネージャーのダウンロードページ(https://www.vector.co.jp/soft/win95/amuse/se519336.html)




アニメーションPNGの中身(第3回 実ファイルに入っているチャンク)

こんにちは、きまぐれソフトです。

前回はアニメーションPNGのチャンクの並びを紹介しました。
今回は実際のAPNGファイルのチャンク構造を見てみます。

次の画像は実際のAPNGファイルをバイナリエディタで開いた所です。チャンク名を反転してマークしました

バイナリエディタで開いたPNGファイル
PNGファイルの先頭部分
ファイルは ".PNG" で始まって、IHDRチャンク、pHYsチャンク、tEXtチャンク、acTLチャンクと続いてIDATチャンクが見えます。IDATチャンクは長いので続きは省略しましたが、この後にもたくさんのチャンクが続いています。
tEXtチャンクにはコメントが格納されますが、中にAdobeの文字が有ります。実際このPNGファイルはAdobe Illustratorで作成した画像をアニメーションPNGに組み立てた物です。

チャンクはそのチャンクのデータ長を表す4バイトで始まり、4文字のチャンク名、データ部、4バイトのCRCで構成されます。
最初に見えるIHDRチャンクは以下の構造になっています。
  • ADDRESS:00000008 - 0000000B
     データ部の長さ(0000000D=13バイト)
  • ADDRESS:0000000B - 0000000F
     チャンク名"IHDR"
  • ADDRESS:00000010 - 0000001C
     0Dバイト(10進数で13バイト)のデータ部
  • ADDRESS:0000001D - 00000020
     CRC
その後に次のチャンクが続いていきます。
この構造のおかげで、ダウンロードの途中でもダウンロード済みのコマ(チャンク)までの再生ができる様になっています。考えた人は賢いですね。

実際の作業としてバイナリエディタでチャンク構造を追いかけるのは大変なので、次回はチャンクを一覧表示する方法を紹介したいと思います。

アニメーションPNGの中身

2019年2月25日月曜日

APNG Checker! v1


こんにちは、きまぐれソフトです。

APNG Checker! はアニメーションPNGファイルの再生仕様が確認できます。
以前アニメーションPNG(具体的にはLINEスタンプ)の作成をした時にツール不足に悩んだ末に自作する事にしました。
LINEでチェックしている人たちはブラウザ上のツールで同様の確認をしている様です。同じツールを公開してくれれば申請前の確認作業が自前でできて安心だし、LINEの中の人もリジェクトが減って楽ができてWin-Winなのですが見つかりませんでした。
私もjavascriptで作る事も考えましたが、ブラウザのセキュリティーが今後もどんどん厳しくなりそうで、ファイルの扱いが難しくなる事も考えられるので個別アプリにしました。

右の画像では6コマ目と16コマ目にタメが入っています。一度止まったと思わせてから残りのコマを表示しています。



画像サイズやループ時間の他、コマ別の表示時間が確認できるので、動きのメリハリの調整の参考に役立ちます。
こっそり他人のアニメーションPNGの中身を覗いてみるのも勉強になるかもしれませんね。

〜〜〜使い方
◯インストール
配布ファイルを解凍するとプログラムが入ったフォルダが作成されます。任意のフォルダに移動して利用できます。

◯PNGファイルを確認する
プログラムを起動して、画面にPNGファイルをドロップすると内容が表示されます。
配布ファイルにサンプル画像が入っているのでお試しください。

◯アンインストール
APNGChecker.exe他、配布ファイルに入っていたファイルを削除してください。


すみっこランチャー

こんにちは、きまぐれソフトです。

すみっこランチャー画面例
すみっこランチャー画面例
すみっこランチャーの紹介です。

かつてWindowsが世に出る前からプログラムランチャーが存在していました。
Windowsが広まってからはアイコンを選んでプログラムを起動するのが当たり前になり、スタートメニューやデスクトップ、果てはタスクバーまでがプログラム起動用のメニューの様になっています。
ところが、アイコンを並べるスペースが狭かったり一覧性が悪かったり、更には画面の一番手前に表示され続けて作業スペースが減るプログラムランチャーばかりでした。
狭い画面にウィンドウをたくさん重ねて作業する私には使い勝手の良い物ではなく、いろんなランチャーを試した挙句に探すのを諦めて自作を決意しました。
そんな私のためだけのプログラムランチャーですが、他に同じ事を感じている人が居たら使ってもらいたくて公開しました。

 すみっこランチャーダウンロードページ(https://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se300408.html)

通常時は画面占有せず、必要な時にだけプログラムアイコンが一覧表示されます。アイコンの配置も自由なので、プログラムジャンル別に分けたり単独で配置して目立たせたりできます。
ランチャーを表示するにはマウスカーソルを画面のすみっこに合わせるだけです。合わせる領域の大きさやランチャー表示までの待ち時間を調整できるので、タイトルバーを操作する時に誤ってランチャーが表示される事もありません。もし誤ってランチャーが表示されたら、ランチャー画面の外をクリックすると消す事ができます。

〜〜〜使い方
◯インストール
配布ファイルを実行するとインストール先の指定画面が表示されます。好みのフォルダを指定してください。

◯初めての起動
すみっこランチャーを初めて起動した時は画面左上がランチャー表示エリアになっています。マウスカーソルを画面左上に合わせて少し待つと、空のランチャー画面が表示されます。

◯プログラムをランチャーに登録する
エクスプローラーやデスクトップからプログラムアイコンを画面のすみっこまでドラッグします。マウスボタンを離さず待っているとランチャー画面が表示されるので、ランチャー画面の好きな位置にドロップします。

◯アイコン設定(名称、アイコン画像)の変更、アイコンの削除
ランチャー画面上のアイコンを右クリックするとメニューが表示され、変更や削除ができます。

◯アイコンの並び替え
並べ替え機能は有りませんが、ランチャー画面上のアイコンはドラッグして自由に配置できます。

◯ランチャー設定の変更、空アイコンの登録
ランチャー画面の空白部分を右クリックするとメニューが表示され、設定変更やアイコン登録ができます。
設定を変更したら「適用」ボタンを押して設定を保存してください。

◯アンインストール
launch.exeとicons.iniを削除してください。icons.iniはlaunch.exeと同じフォルダにできる様に作って居ますが、Windowsによって別なフォルダに作られる可能性が有ります。

 すみっこランチャーダウンロードページ(https://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se300408.html)

アニメーションPNGの中身(第2回 PNGファイルの中身)


こんにちは、きまぐれソフトです。

前回PNGがチャンクの集まりである事を紹介しました。今回は基本的なアニメーションPNGの中身を説明します。

アニメーションPNGのファイルの中身は概ね次の順に並んでいます。
APNGのチャンクの並び
APNGのチャンクの並び
  1. マジックナンバー(. P N G [CR] [LF] [EOF] [LF])
    ファイルがPNGである事を表す固定の文字列。PNGファイルは必ずこの文字列で始まります。改行やファイル終端文字を含めて全部で8バイト有ります。
  2. ヘッダー(IHDR)
    画像サイズ、カラーモード、圧縮形式等の画像周辺情報が収められ、PNGファイルには必ず1つ存在します。
  3. アニメ制御(acTL)
    アニメーションPNGで追加されたチャンクです。アニメーションのコマ数と繰り返し回数が収められます。
  4. イメージデータ(IDAT)
    アニメーション非対応環境やアニメーション再生前に表示される画像データが入っています。アニメーションの1コマ目として使いまわす事もできます。
  5. フレーム制御(fcTL)
    次に表示するコマの表示時間や書き換え範囲等を格納します。
  6. フレームデータ(fdAT)
    表示するコマの画像データを収めるチャンクです。
  7. 終端(IEND)
    PNGデータの末端を示すチャンクです。これ以降にデータが続いていても表示画像に影響しない事になっています。
※イメージデータを1コマ目に流用する場合は、イメージデータの前にフレーム制御チャンクが入ります。
※これらのチャンク以外にも省略可能なチャンクが実ファイルには収録されています。

10コマなり20コマのアニメーションのコマ数分、フレーム制御(fcTL)とフレームデータ(fdAT)が繰り返し収録されます。コマ毎に表示時間が設定できるので、再生速度に強弱が付けられます。

LINEスタンプではIDATに入っている画像と最後のfdATで表示される画像が同じ意味に見えないとリジェクトされます。

次回は実ファイルに入っているチャンクを見てみたいと思います。


アニメーションPNGの中身(第1回 PNGはチャンクの集まり)

こんにちは、きまぐれソフトです。

LINEスタンプの話題を続けましたが、今回はその基本知識としてアニメーションPNGの中身について少し記述します。
頭の片隅に入れておけば、ツールでアニメーションスタンプを作成する時に問題点に早く気づいたり作成効率が上がるかもしれません。
なお、アニメーションPNGはPNGを拡張した形式ですが、PNG規格ではありません。

PNGファイルの内容

では、まずはPNGの概要から。
PNGファイルはチャンクと呼ぶ容器の集まりでできています。チャンクには画像データ本体だけでなく、画像サイズや色情報、透明度やコメント等の様々な種類の周辺情報があります。必須かつ1個限定のチャンクや省略できるチャンク、何個でも使えるチャンクなどなどたくさんのチャンクが規定されています。

次に、アニメーションPNGではチャンクの種類が追加されました。コマ数や繰り返し回数を格納するチャンクや各コマの表示時間を格納するチャンク、各コマの画像データを格納するチャンクが新たに規定され、一つのファイル内に組み込まれています。
アニメーションPNGに対応していないプログラムでアニメーションPNGを表示する際は、アニメーションPNG独特のチャンクは無視されてデフォルト画像だけが表示される仕組みになっています。賢いですね。

そして注意しなくてはならないのは、画像サイズや色情報はアニメーションの全コマ共通で利用される事です。
コマによってサイズが変わったりカラーパレットを切り替えたりはできません。
データサイズを小さくするために256色モードを使うと、色数が足りなくなったり本来と違う色で表示されるかもしれません。

次回はもう少し掘り下げてPNGファイルの中身を紹介したいと思います。


2019年2月8日金曜日

LINE ANIMATION STICKER の非公開仕様

こんにちは、きまぐれソフトです。

前回LINEアニメーションスタンプの基本仕様について書きましたが、公開されているガイドラインに記載されていない隠れ仕様も存在します。
今回はそんな隠れ仕様を紹介します。
  • 白背景は透明
    絵の周囲には縁取りをして、残った背景部分だけ透明にします。
    承認担当者が時々、縁取りを見落として正しい仕様なのにリジェクトする事が有ります。
  • スタンプのサイズに余白を含めてはならない。
    背景を透明にしろと言われて透明にすると、今度はカットできる透明部分はスタンプに含めるなと言われます。
    どこかのコマでスタンプのギリギリの位置に絵が有ればOKです。
    文字の位置を工夫したり、飾りを追加して余白を作らない様にします。
  • 1コマ目と最後のコマを同じにする。
    スタンプを選ぶ時に1コマ目の絵で選びます。
    スタンプが届いた時も1コマ目が表示されます。
    スタンプを再生したら最後のコマで止まります。
    この時に再生前の1コマ目と再生後の最終コマの内容が違うとリジェクトされます。
    仕様上は同じ意味が伝われば良い事になっていますが、承認担当者によっては微妙な違いだけでリジェクトします。
    最初と最後のコマに同じ絵を使うのが無難です。
  • カラーモードの「カラー」とはフルカラーまたはインデックスカラーの事。
    要はグレースケールでなければOKという事。
    ここで注意が必要なのが、黒線と黒文字だけで書いた絵の場合です。
    アニメーションPNGを作る時に最適化をすると、グレースケールにされる場合が有ります。
    この場合は個別にカラーモードを指摘するか、少し色を変えてカラーと認識させます。
  • 総再生時間は全てのループが完了するまでの時間です。
    1ループ当たりの時間が1.5秒でも、2回ループさせるとちょうど3秒になるのでOKです。
    0.6666・・・秒を3回ループでもOKです。
    でも、0.6秒を3回ループだと1.8秒なのでNGです。
スタンプの内容は承認担当者の判断基準に依る所が大きいので提出前の確認は難しいですが、画像サイズや再生時間は基準が定まっているので事前確認できます。

APNG Checker! を使えば事前確認が簡単になります。ぜひ使ってください。

LINE ANIMATION STICKER

こんにちは、きまぐれソフトです。

以前、LINE のアニメスタンプを作成しました。
仕様の解釈によってはアウトになりそうなギリギリの仕様だったり、
完璧と思っていたスタンプがリジェクトされたり、
そんな経験を書いておきます。
これからアニメスタンプ作ろうとしている人や、未来の自分の役に立つと良いな。

まずは基本的なスタンプの仕様について再確認。
  • スタンプの数の制限(1セット当たり)8、16 または 24 個。
    結構な数です。
  • スタンプのサイズ 高さ270px、幅270 - 320pxの範囲内。
    高さは固定、幅は少し自由が有ります。
  • 総再生時間 1、2、3、4秒のどれか。
    ループが完了するまでの時間の事です。整数秒でないとだめという事になります。
  • 各スタンプのコマ数は5から20コマ。
    動きが少ないアニメは受理されません。
  • ループ回数は1から4回。
  • カラーモードはカラー。
    仕様上は「カラー」とだけ書かれています。
  • 各スタンプのファイルサイズは200KB以下。
  • ZIPファイルのサイズは20MB以下。
    販売単位のスタンプ全部をZIP化した時のファイルサイズです。
  • 画像内の空白部分は透明にする。
    「白い背景です」と言っても受理されません。透明にしろと怒られます。
  • 不適切な表現をしない。
    嫌悪感を抱く絵や文字はリジェクトされます。
    承認担当者や販売地域によって判断基準が違います。
と、こんな感じです。
アニメスタンプを作ろうとする人なら皆さんが知っているはずの仕様ですが、実は公開されているガイドラインに記載されていない隠れ仕様も存在します。
長くなったので、隠れ仕様については次回掲載します。

きまぐれソフトの今

こんにちは、きまぐれソフトです。

まずはきまぐれソフトの自己紹介を兼ねて、現在公開中のアプリケーションを紹介します。

プロフィール
きまぐれソフト
きまぐれにプログラムを組み、きまぐれに公開しています。
自分に合ったプログラムが見つからない時に、自分用に作成したプログラムです。
他の人にも使い良いプログラムになっていたら嬉しいです。
気になったら使ってみてください。

現在公開中のアプリ

  • すみっこランチャー
    使わない時は画面表示が無く、フルスクリーンで作業していても簡単に呼び出せるランチャーです。
    画面のすみっこにマウスを合わせるとランチャーが表示されます。
    ランチャーへの登録もプログラムをランチャーにドロップするだけです。

    デスクトップがランチャー代わり、ランチャーのために画面スペースを取りたくない人に持って来いのランチャーです。
    アンインストールも簡単なので、一度お試しください。



  • スクリーンセーバーマネージャー
    スクリーンセーバーを起動させるプログラムです。
    画面表示が無く、作業の邪魔になりません。スクリーンセーバーの起動はマウスカーソルを画面のすみっこに移動させるだけです。
    邪魔にはなりませんので、一度お試しください。



  • APNG Checker!
    アニメーションPNGファイルの再生仕様が確認できます。
    画像サイズ、再生時間のほか、各コマの表示時間が確認できます。
    納品前のチェックや気になったファイルの詳細確認にご使用ください。



  • APNGBuilder
    https://kimaguresoft.blogspot.com/2019/03/apngbuilder.html
    アニメーションPNGが簡単に作れます。
    PNGファイルをドロップしていくと、その順でアニメーションになります。各コマ毎に表示時間が設定できるので、メリハリのあるアニメーションが作成できます。

2019年2月7日木曜日

はじめまして、きまぐれソフトです

はじめまして。きまぐれソフトです。
自作プログラムをVectorで公開しています。

プログラムからの収入が無いので、表示される広告には目をつぶってください。
今後、きまぐれに新アプリやアップデートの告知をしていきます。
気になったら使ってみてください。