2019年4月25日木曜日

Intel 14nmライン拡充完了か

こんにちは、きまぐれソフトです。

Intelが第9世代プロセッサのラインナップを大幅拡張しました。デスクトップ向け、ノート向け合わせ数十のラインナップ拡張です。昨年のモデルチェンジで第8世代を選択したiMacはどうなるのでしょう。

このプロセッサラインの拡充によってPCのモデルチェンジが促され、14nm製造ライン拡充(推測)によって製造数量が回復すればDRAMやSSDの販売数も伸びて価格が上がる可能性が有ります。

PC watch(https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1181710.html)より

2019年4月24日水曜日

新型有機ELと、家の有機EL修理

こんにちは、きまぐれソフトです。

今年も新型テレビが続々と発表されています。
少し前に東芝から液晶新型が、一昨日はソニーから有機EL新型が発表され、残りはパナソニックの有機EL新型となりました。東芝からも有機EL新型が出ると良いのですが、メーカーの体力的な問題も有るので少し期待薄です。

ところで今年の新型TVには4Kチューナーが2機搭載されている様で、パナソニックもそれに並ばないとカタログスペックが大きく見劣りします。年初に話題になったGZシリーズですが、日本向けの仕様については触れられていなかったのでどういう構成になるのやら。
4Kチューナー1機の予定だったのを慌てて2チューナーにアップデートしているのか、はたまたチューナーモジュール自体が他メーカーと共通で2チューナー構成で熟成を進めているのか、今年のテレビは気になります。

先日、家のパナテレビが不具合でELパネル交換となりましたが、パネルドライバと思しきユニットが小型化されており、反射防止フィルムも以前と色が異なって見えます。画像設定は以前の情報が引き継がれているのですが、色味が変わっていて緑かぶり&色薄めになってしまいました。明るさも増していて、くっきり表示をONにしてさらにピクチャーも下げてようやく以前と同程度の明るさになりました。
色もBT.709だったのをBT.2020かつ色薄めの設定でなんとなく自然な写りになりましたが、もう少し設定を詰めたい所です。

2019年4月19日金曜日

パラパラPNG

こんにちは、きまぐれソフトです。

漫画「アオイホノオ」を読み返す機会が有りました。その中で庵野監督の学生時代のパラパラ漫画が紹介されていたので、APNGにして動かしてみました。折角APNGBuilderが有るのですから。
スマホで撮影して適当にコマ別に切り分けて歪みを取ったら、それっぽい原画風になります。
APNGBuilderに放り込んで、当時のアニメの常識として秒間8コマの再生速度に設定しました。

動きますね。ヌルヌル感は有りませんが飛び散る破片がそれぞれ動いて、その書き込み加減に驚きます。凄い人は若い時から凄い人だったんですね。

2019年4月18日木曜日

PNGのチャンク 第13回 チャンクの順番

こんにちは、きまぐれソフトです。

前回はその他に分類されるチャンクを説明しました。
今回はチャンクの並び順を紹介します。チャンクには並び順が決められていて、色に関する情報、特に色の補正情報が先に出現する様になっています。
もし、先に色番号が入った画像データが有り、カラーパレットが続き、色補正が出現するとします。すると、チャンクが現れる度に表示画像の色が変わったり、データの最後までチャンクを読み込まないと画像の表示が出来なくなったりします。折角インターレース表示ができる様に作られていますから、規則通り色情報から並べましょう。

順序を表にると以下の通りです。


チャンク名 必須 繰り返し位置
IHDR必須不可最初
PLTE必須不可IDATより前
IDAT必須可能IENDより前
IEND必須不可最後
cHRM省略可不可PLTEとIDATの前
gAMA省略可不可PLTEとIDATの前
iCCP省略可不可PLTEとIDATの前、sRGBと排他使用
sBIT省略可不可PLTEとIDATの前
sRGB省略可不可PLTEとIDATの前、iCCPと排他使用
bKGD省略可不可PLTEとIDATの間
hIST省略可不可PLTEとIDATの間、PLTE存在時のみ使用可
tRNS省略可不可PLTEとIDATの間
pHYs省略可不可IDATより前
sPLT省略可可能IDATより前
tIME省略可不可どこでも可
iTXt省略可可能どこでも可
tEXt省略可可能どこでも可
zTXt省略可可能どこでも可

順序を表にすると以下の通りです。

順番の凡例は以下の通りとします。
[CHNK]必須チャンクを表します。
[CHNK]+同じチャンクを1回以上繰り返します。
[CHNK]*省略も含め、回数制限無し。
[CHNK]-チャンクは省略可能です。
{[CHNK][CHNK]}{}内のチャンクには順序は決められていません。
{[CHNK]|[CHNK]}{}内のチャンクのどれか1つだけ使用できます。

チャンクの出現順は以下の上から下への順となります。
[IHDR]
{{[iCCP] | [sRGB]}- [gAMA]- [cHRM]- [sBIT]-}
[PLTE]
{[tRNS]- [sPLT]- [pHYs]- [bKGD]- [hIST]-}
[IDAT]+
[IEND]

順序規定無し
[tEXt]*
[zTXt]*
[iTXt]*
[tIME]-


PNGのチャンク 第12回 その他のチャンク

こんにちは、きまぐれソフトです。

前回は埋め込みコメントについて説明しました。今回はその他として分類されているチャンクを紹介します。
仕様上「その他」となっているのはbKGDチャンク、hISTチャンク、pHYsチャンク、sPLTチャンクの4つで、更に追加チャンクとしてtIMEチャンクが規定されています。

bKGDチャンク

bKGDチャンクは背景色を格納するチャンクです。通常のPNGではIDATチャンクによって全てのピクセルが埋められるので、使用する機会は少ないと思います。
アルファチャンネルの有無に関係無く、グレースケールでは明るさを、フルカラーではRGB各値を、インデックスカラーではカラーインデックス番号を指定します。

hISTチャンク


hISTチャンクはPLTEチャンクを使用する時にのみ利用可能で、各色の使用頻度を保持します。使い方に決まりは有りませんが、画像調整の参考にできる様に用意されています。
PNGでなくても、写真の見栄えを良くするためにヒストグラムを参考にコントラストやガンマを調整したりしますね。

pHYsチャンク


pHYsチャンクは物理的なサイズを保持するチャンクです。画像が横、縦それぞれ何ミリかを格納します。単位はmm(ミリメートル)のみ定義されていて、その他は未定義のためサイズ指定の意味を成しません。

sPLTチャンク

sPLTチャンクは推奨カラーパレットの提案をするチャンクで、フルカラー画像を256色または6万5千色に減色表示する時の参考に使われます。減色後の色味の調整に使用します。
sPLTチャンクはパレット名を変えて複数使う事ができます。再生環境によってどのパレットを使用するか選べる仕組みになっています。
そのため、パレット名は1バイト文字しか使用しない事になっています。

tIMEチャンク

tIMEチャンクは画像の最終更新日時を格納します。画像の初回作成日時はtEXtチャンクに収める事が提案されています。日時はUTC(世界協定時)を使う事が推奨されています。

以上、今回まででPNGのチャンク紹介は終わりです。

次回はチャンクの並び順を紹介します。


2019年4月17日水曜日

New Generation PLAY STATION

こんにちは、きまぐれソフトです。

PS5が発表されたという噂を聞いて噂を辿っていくと、WIREDにたどり着きました。日本語約も有りました。
PlayStation公式ツイッターでもこの事を呟いています。ただし新しい内容は無く、開発してるよって言ってるだけに見えます。

WIREDの記事ではサーニー氏にインタビューしたと書かれているが、誰が語った内容なのか記事内では明確にされていません。サーニー氏の答えではっきりしているのは「単なるアップデートではない」という言葉だけです。
記事内で予想されているマシン構成を要約すると以下の通りです。

  • 7nm世代Zen2 8core CPU
  • Navi 世代レイトレーシング対応カスタムGPU
  • 3Dサウンド
  • 今までのどのSSDよりも高速なSSD
  • 8k画面対応
  • PS4への後方互換性
今までのPS3開発機の性能不足によるキラーソフト開発の遅れ、PS4でのシステム刷新によるライブラリ開発の遅れ等を考えると、今後もx64とAMD GPUを継続する事は可能性として高いです。実際、PS4からPS4Proへ高速化し、今後も小規模な高性能化を続けていくと公言したのもつい最近の事です。

実際、上記の構成予想も現状のAMD開発予定そのままで、PCに対するアドバンテージは全くと言って言い程有りません。他者よりも有利な環境でネット対戦したいゲーマーは最高性能PCで対戦し、そうでない軽いゲームだけをやりたい一般層はお金の掛からない任天堂やスマホゲームに流れていくでしょう。予想は私も支持はしますが、革新的な進化もPS5の名前も無いのではないでしょうか。

最後に私の予想も書いてしまいます。
  • CPU、GPU共にHBM接続の16GB以上のメモリ
  • PCIe4接続の1TB以上のストレージ
  • 画面出力は4kまで
  • もしかしたらSDカードかUSBキーによるパッケージ販売
    コンテンツ自体はダウンロードのみでディスクドライブ廃止
どうせシステム更新やらゲームアップデートやらで大容量ダウンロードは必須なのです。必要なのは更新やロードの高速化と、PCの進歩に食い付いていく事なのです。

2019年4月16日火曜日

PNGのチャンク 第11回 埋め込みコメント

こんにちは、きまぐれソフトです。

前回は色情報関連のチャンクを説明しました。今回は埋め込みコメントのチャンクを紹介します。
コメントを埋め込むチャンクは3種類有ります。

tEXtチャンク

tEXtチャンクは画像ファイルにコメントを埋め込むためのチャンクです。1つのチャンクでキーワードと説明が1つずつ保存できます。

  • キーワード
    コメントの見出しです。
  • Null
    Null文字(0x00)
  • 説明
    見出しに対する説明文です。

キーワードと説明の間にはセパレーターとしてnull文字(0x00)が使われます。キーワードも説明も使えるのはシングルバイト文字だけです。
キーワードは79バイト以下、説明は0バイト以上で、双方null文字を含めてはならないと決められています。
説明の文字数は指定されず、チャンクデータのnull文字以降すべてが説明として扱われます。
キーワードに使用する単語は指針が定められていますが、今回は説明を省きます。独自のキーワードも禁止されていません。

zTXtチャンク

zTXtチャンクもコメント用のチャンクですが、説明データ部分が圧縮されています。

  • キーワード
    コメントの見出しです。
  • Null
    Null文字(0x00)
  • 圧縮方式
    0(deflate)のみ使用可能です。

説明データの直前に圧縮方式が格納されますが、使えるのは0(deflate)のみです。
使用文字はシングルバイト文字だけです。
説明文が圧縮される以外はtEXtチャンクと同様です。
iTXtチャンク

iTXtチャンクもコメント用のチャンクですが、説明にUTF-8が使用できます。

  • キーワード
    コメントの見出しです。1バイト文字のみ使用可能です。
  • Null
    Null文字(0x00)
  • 圧縮フラグ
    説明文が圧縮されているかを示します。
    • 0 無圧縮
    • 1 圧縮されている
  • 圧縮方式
    圧縮方式を格納します。0(deflate)のみ使用可能です。
  • 言語タグ
    国や地域を示すタグが入ります。ISO-639で決められたタグを使います。
    日本ならja-JPとなります。
  • Null
    Null文字(0x00)
  • 国際キーワード
    コメントの見出しです。UTF-8で記述します。
  • Null
    Null文字(0x00)
  • 説明
    見出しに対する説明文です。UTF-8で記述します。

PNGのチャンク 第10回 色情報チャンク

こんにちは、きまぐれソフトです。

 前回はtRNSチャンクを説明しました。他にも色管理に関するチャンクがいくつかあります。今回はそれらを紹介します。

ここでしょうかいするチャンクは作成環境の色管理がなされていなかったり、再生環境で色管理を無視したりされる場合が有り、補助的な扱いになります。

cHRMチャンク

cHRMチャンクには画像の色空間を保存します。CIE x,y色座標を使用してRGB純色とホワイトポイントを指定します。各座標値は10万倍した4バイト整数で保存されます。

gAMAチャンク

gAMAチャンクは画像データのガンマ値を保存します。例えばWindowsとMacOSでは基本のガンマ値が違うため、ガンマ値の管理をしないと明るさが異なって表示されます。
実際のガンマ値を10万倍した4バイト整数で保存します。

iCCPチャンク

iCCPチャンクは作成時のカラープロファイルを登録します。iCCプロファイルを使用します。sRGBチャンクとは排他的使用となります。

sBITチャンク

sBITチャンクは元画像の色深度が何ビットだったかを保存します。


  • グレースケールの色深度を格納します。
  • R、G、B
    カラー時の赤、緑、青の色深度をそれぞれ格納します。

  • アルファチャンネルの深度を格納します。

sRGBチャンク

sRGBチャンクはカラースペースとしてsRGBを使用することを宣言するチャンクです。
適用法には以下の4タイプが指定できます。
  • 0:知覚的
    色の正確さは二の次として、出力装置での見栄えを最優先にします。
  • 1:相対適用
    白色点を基にして、出力装置のカラースペースに対応させた色で表示します。
  • 2:飽和
    色相と明度を犠牲にしてでも彩度を優先した表示をします。図やグラフなど適した表示を求めます。
  • 3:完全一致
    sRGBカラースペースとして完全な色管理を求めます。異なる出力装置で同じ色再現させる場合に指定します。

sRGBチャンクに対応した出力環境では、sRGBチャンクでの指定がgAMAチャンクやcHRMチャンクでの色管理に優先されます。iCCPチャンクとは排他的使用となります。

次回は埋め込みコメントを紹介します。


PNGのチャンク 第9回 tRNSチャンク


こんにちは、きまぐれソフトです。

前回はチャンクの命名規則を説明しました。今回からはチャンク名が小文字で始まる補助チャンクを紹介していきます。
今回はtRNSチャンクを紹介します。

tRNSチャンク

tRNSチャンクは透明度を指定するチャンクです。カラーモードによって動作が異なります。また、アルファチャンネルを持つカラーモードには使用できません。
カラーモードに依って以下の使い方になります。

  • モード0(グレー)
    チャンク内で指定した色を完全透明とします。0xFFFFを指定して白を透明にしたりします。
  • モード2(カラー)
    チャンク内で指定した色を完全透明とします。画像内で使われていない色を指定して透明にしたりします。
  • モード3(インデックスカラー)
    色番号毎に透明度を指定します。色番号の指定はPLTEチャンクと共通です。PLTEチャンクのアルファチャンネルとして使われます。ドロップシャドーの様に同じ色で透明度が異なる透明画像が作れます。インデックスカラーの1色を透明背景に使う事が多いと思います。
  • モード4(透明度付グレースケール)
    このチャンクは付加できません。
  • モード6(透明度付カラー)
    このチャンクは付加できません。
背景色を透明にする事は多いと思います。データを軽くするためにインデックスカラーを使う場合はGIFと同じ様に1色を透明に割り当てる事ができます。そもそも透明度を持つカラーモードの場合は、IDATチャンク内で透明度を持ちますからtRNSチャンクは使用できません。

次回は色関連のチャンクを紹介します。


2019年4月1日月曜日

新元号はれいわ(なぜか変換できない)


こんにちは、きまぐれソフトです。

今日、本日、4月1日、予定通り新元号が発表されました。よりにもよってエイプリルフールに。

さてその新元号「令和」ですが、アルファベット表記では "Reiwa" となるそうです。暫くは読み間違えてしまいそうです。REITみたいですから。「りょうわ」の方がしっくりくるのは私が昭和世代だからでしょうか。と、それはそれとして。

コンピューターを使う、正確には使わせる者としては改元は祝日変更に並んで恐怖の出来事です。既にマイクロソフトがWindows Updateでケアレスミスをやらかしていて、勝手に略記を変えてしまって再修正する事態が有りました。表記が変わってしまうだけとはいえ、印刷物の内容が勝手に変わってしまうと刷り直しが必要な事も有り得ます。場合によっては数万部、数十万部という事も有って、印刷代だけでなく遅延賠償だって可能性は有ります。コンピューター会社のリスクは意外と高いのです。

ところで、そのWindowsですが、プログラム的には新元号への対応ができていて元号の表記と期間をレジストリに登録するだけで基本的には使える様になります。ただ、その登録を誰がするのか、他のWindows Updateもろとも適用してシステム研修できないまま実環境で使うのか、人件費は誰が負担するのか、1年以上準備期間が有ったとは言えこれから問題が表面化する所も多いんじゃ無いでしょうか。PCは使うだけで管理を外部委託している企業団体も少なく無いですから、現場の人はお互いにやってくれる物だと思い込んでる事も想像に難く有りません。

日本中、何事も無く天皇即位の日が迎えられます様に。

PNGのチャンク 第8回 チャンク名の命名規則

こんにちは、きまぐれソフトです。

前回fcTLチャンクを説明しました。ここまでのチャンクが理解できればアニメーションPNGを読み書きする事ができます。

PNGで使われるチャンクには以下の物が有ります。
必須チャンク補助チャンクAPNG拡張チャンク
  • IHDR
  • PLTE
  • IDAT
  • IEND
  • bKGD
  • cHRM
  • gAMA
  • hIST
  • iCCP
  • iTXt
  • pHYs
  • sBIT
  • sPLT
  • sRGB
  • tEXt
  • tIME
  • tRNS
  • zTXt
  • acTL
  • fcTL
  • fdAT

チャンク名は4文字なので英語の省略形が使われるのは当然の成り行きですが、大文字小文字が入り乱れてちょっと読みづらい表記になっています。なぜなのか、それはPNGの仕様で大文字小文字に意味を定義付けているからです。
各桁の意味は次の通りです。

  • 1文字目
    大文字は必須チャンクを示します。
  • 2文字目
    大文字はPNG仕様で定められたチャンクを示します。
    APNG拡張は独自の拡張チャンクなので2文字目が小文字になっています。
  • 3文字目
    必ず大文字を使う事になっています。将来的には何かしらの意味を付加するかもしれません。
  • 4文字目
    大文字はベタコピー禁止を示します。PNGエディタは他のチャンクとの連携を考慮してコピーするか変更するか判断しなくてはなりません。
    小文字の場合は何も考えずにコピーしても表示画像に影響が無いチャンクです。
以上の規則が有りますが、PNG画像を表示する時にはチャンク名の大文字小文字を区別しない事になっています。

この先からは補助チャンクを紹介していきます。まず次回はtRNSチャンクを紹介します。


PNGのチャンク 第7回 アニメ制御 fcTLチャンク

こんにちは、きまぐれソフトです。

前回はacTLとfdATの2つのチャンクを説明しました。今回は残りのfcTLチャンクを紹介します。

fcTLチャンク


fcTLチャンクはアニメーションの各コマの制御に使用するチャンクです。

  • シーケンス番号
  • 次フレーム幅
  • 次フレーム高さ
  • オフセット(横)
  • オフセット(縦)
  • 表示時間(分子)
  • 表示時間(分母)
  • フレーム廃棄
  • 合成手法
シーケンス番号はfcTLチャンクとfdATチャンクを通しでカウントする連番です。0から始まります。
次フレームの幅と高さは後続のfdATチャンクに格納された画像データの大きさを格納します。
オフセットの横と縦には、次の画像を現在の画像のどこに合成するかを格納します。
表示時間は分子と分母を組み合わせた分数で秒数を指定します。1秒間に6コマの速度であれば、分子に1、分母に6を格納します。
フレーム廃棄は画像を表示した後に次のコマへ移る前の動作を格納します。
  • 0:現在の表示に次の画像を合成する。
  • 1:全画素黒1色、完全透明に塗り替えてから次の画像を合成する。
  • 2:今回の画像合成を破棄して、1コマ前の画像に次の画像を合成する。
合成手法には次の画像の透明度の扱いを格納します。
  • 0:各色、透明度を上書きします。
  • 1:透明度に基づいて各色を掛け合わせます。
表示時間には0秒を指定する事も可能ですが、その場合は可能な限り早く表示を切り替える事となっています。

PNGの補助チャンクの説明の前に、次回はチャンク名の命名規則を紹介します。