前回はacTLとfdATの2つのチャンクを説明しました。今回は残りのfcTLチャンクを紹介します。
fcTLチャンク
- シーケンス番号
- 次フレーム幅
- 次フレーム高さ
- オフセット(横)
- オフセット(縦)
- 表示時間(分子)
- 表示時間(分母)
- フレーム廃棄
- 合成手法
シーケンス番号はfcTLチャンクとfdATチャンクを通しでカウントする連番です。0から始まります。
次フレームの幅と高さは後続のfdATチャンクに格納された画像データの大きさを格納します。
オフセットの横と縦には、次の画像を現在の画像のどこに合成するかを格納します。
表示時間は分子と分母を組み合わせた分数で秒数を指定します。1秒間に6コマの速度であれば、分子に1、分母に6を格納します。
フレーム廃棄は画像を表示した後に次のコマへ移る前の動作を格納します。
- 0:現在の表示に次の画像を合成する。
- 1:全画素黒1色、完全透明に塗り替えてから次の画像を合成する。
- 2:今回の画像合成を破棄して、1コマ前の画像に次の画像を合成する。
合成手法には次の画像の透明度の扱いを格納します。
- 0:各色、透明度を上書きします。
- 1:透明度に基づいて各色を掛け合わせます。
PNGのチャンク
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